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doda ダイレクトの料金プランは?特徴やメリット・デメリットを解説

doda ダイレクトの料金プランは?特徴やメリット・デメリットを解説

「dodaダイレクトの料金が複雑でよく分からない……」

「成功報酬と定額制はどう使い分ければいいの?」

――こうした悩みを抱える採用担当者は少なくありません。

dodaダイレクトは、プランごとに費用発生のタイミングやスカウト量が異なり、違いを理解せずに選んでしまうと、成果は出ず費用対効果にズレが生じる可能性があります。

この記事では、dodaダイレクトの料金プランを体系的に整理し、各プランの特徴・メリット・向いている企業像まで分かりやすく解説。

仕組みを知ることで、自社に最適なプランが明確になり、不要なコストをかけずに効率的な採用が進められるはずです。dodaダイレクトの活用で採用成果の最大化を目指しましょう。

doda ダイレクトとは?

dodaダイレクトは、パーソルキャリアが提供するダイレクトリクルーティングサービスです。

dodaに登録する大規模データベースを活用し、経験者・即戦力層をはじめ、幅広いバックグラウンドの求職者へ能動的にアプローチすることができます

2025年6月時点では、約988万人の登録者を抱えており、職種・年齢層・地域いずれもバランスの取れた母集団を形成している点が大きな特徴です。

引用:doda会員レポート(2025年7月発行)

この豊富なデータベースをもとに企業側から直接スカウトできるため、「応募を待つ採用」では出会いづらい層(転職潜在層など)へも確実にアプローチが可能。

dodaダイレクトは、受け身の採用では出会えなかった層へ接触でき、運用も伴走サポート付きのため、効率的に候補者へアプローチしたい企業にとって非常に扱いやすいサービスといえます。

doda ダイレクトの料金プラン

dodaダイレクトの料金体系は、定額制プラン(ライト/スタンダード/プレミアム)と成功報酬型プランの2種類で構成されています。

費用が発生するタイミングや利用できるスカウト通数が大きく異なるため、採用人数・採用期間・採用難易度に応じて最適なプランを選ぶことが重要。

以下では、各プランの概要と特徴を整理しています。

料金形態初期費用成功報酬特徴推奨企業
ライトプラン80万円なし・期間:8週間
・スカウト:400通
短期間で試験導入しやすい。
まずは短期的に試したい企業/少人数採用の企業
スタンダードプラン180万円なし・期間:24週間
・スカウト:1,000通
複数職種の並行採用に向く。
中規模の採用計画がある企業/運用を安定させたい企業
プレミアムプラン330万円なし・期間:48週間
・スカウト:2,000通
長期運用や大量採用に対応。
採用数が多い企業/年間を通して採用を行う企業
成功報酬プラン0円理論年収の20%・期間:自動更新
初期費用を抑えて開始できる成果連動型。
採用数が読みづらい企業/小規模採用が中心の企業

※料金・通数が異なる場合があります。最新情報は公式サイトで確認してください。

それでは、各料金プランの解説をしていきます。

月額利用料+成功報酬プラン

月額利用料+成功報酬プラン

「月額利用料+成功報酬プラン」は、初期費用をかけずに始められる料金体系です。

毎月の利用料金を支払いながらスカウト運用を行い、採用が確定したタイミングで成功報酬が発生する仕組みになっています。

成功報酬は入社確定時、もしくは入社後の一定期間の定着を条件とする場合が一般的で、金額は理論年収の20%が目安(契約により異なる場合があります)。

このプランは、採用に至らなかった場合に成功報酬が発生しないため、初期投資を抑えたい企業や採用人数が少ないケースでも利用しやすい点が大きなメリットです。

中小企業やスタートアップなど、採用コストを抑えつつスカウト運用を試したい組織とも相性が良いと言えます。

一方で、複数名を採用した場合は成功報酬が積み上がるため、採用数が増えるほど総額が高くなる可能性がある点には注意が必要。

年間を通じて複数職種を採用する企業では、結果として定額制プランのほうが費用を抑えられるケースもあり、プランごとの費用構造を理解しておくことで、自社の採用計画に適した料金選択がしやすくなるため、比較検討がよりスムーズに進みます。

定額プラン

定額プランは、採用人数に関係なく費用が一定のまま利用できる料金モデルです。

複数名を採用する可能性がある企業や、継続的に母集団形成を行いたい企業にとって、コストを予測しやすく運用しやすい点が特徴。

定額プランにはライト・スタンダード・プレミアムの3種類があり、利用期間と付与されるスカウト通数がプランによって異なります。

成功報酬が発生しないため、採用人数が増えるほど1名あたりの採用単価を抑えやすい点も魅力です。

比較項目ライトプランスタンダードプランプレミアムプラン
利用期間8週間24週間48週間
初期費用80万円180万円330万円
成功報酬なしなしなし
スカウト上限400通1,000通2,000通
追加スカウト16.5円/100通16.5円/100通16.5円/100通
求人票作成無料無料無料
求職者検索利用可利用可利用可
サポート体制基本サポート拡張サポート手厚いサポート

※料金・通数が異なる場合があります。最新情報は公式サイトで確認してください。

定額プランは採用人数による料金変動がないため、年間予算の見通しを立てやすい一方、短期間で少人数のみを採用する場合はライトプランでもオーバースペックになる可能性があります。

そのため、明確な採用計画があり、複数名採用や長期的な採用活動を行う企業にとって、費用対効果を最大化しやすい料金体系と言えるでしょう。

ライトプラン

ライトプランは、短期間でスカウト運用を試したい企業や、小規模採用を想定している企業に適した定額プランです。

利用期間は8週間で、付与されるスカウト通数は最大400通、初期費用は約80万円となり、成功報酬は発生しません。

スカウト通数と期間のバランスが取りやすく、まずはダイレクトリクルーティングを試験導入したい企業に向いた構成

採用予定人数が1〜数名のケースでも必要な候補者に能動的にアプローチできる点が特徴で、スタンダードプランやプレミアムプランと比べると期間が短く費用も抑えられているため、運用感をつかみたい企業やスポット採用に対応したい企業から選ばれやすいプランです。

初めてスカウトを扱う担当者や、限られた採用予算で費用対効果を確認したい企業にとって、導入しやすくリスクを抑えて利用できる選択肢と言えます。

スタンダードプラン

スタンダードプランは、複数名の採用や中期的な採用活動を想定する企業に適した定額プランです。

利用期間は24週間と比較的長く、付与されるスカウト通数は最大1,000通、初期費用は約180万円で、成功報酬は発生しません。

ライトプランよりスカウト通数が大幅に増えるため、アプローチできる候補者の幅が広がる点が大きな特徴

また、利用期間が3倍に伸びることで、採用のタイミングを柔軟に調整しながら中期的に母集団形成を進めやすくなります。

特に、複数職種を並行して採用したい企業や、ダイレクトリクルーティングを本格的に運用したい企業にとって、費用と通数のバランスが取れた扱いやすいプランと言えます。

プレミアムプラン

プレミアムプランは、長期間にわたる採用活動や複数職種・大量採用を計画している企業に適した最上位の定額プランです。

利用期間は48週間と長く、付与されるスカウト通数は最大2,000通、初期費用は約330万円で、成功報酬は発生しません。

スカウト通数がスタンダードプランよりさらに多く確保されているため、年間を通じて採用が発生する企業や採用規模が大きいケースで特に効果を発揮

長期間利用できる構成のため、複数職種の並行採用にも対応しやすく、採用が動く時期に合わせてスカウト投入量を調整するなど、計画的な母集団形成が可能です。

dodaダイレクトの機能を最大限活用できるプランであり、継続的な採用を行う企業や多人数採用を想定する組織にとって有力な選択肢となります。

他社サービスとの料金比較

サービスを検討する際は、料金体系・登録者属性・強みとなる領域の比較が重要。

各サービスによって、登録ユーザーの層や料金形態/費用は異なるため、自社の採用ターゲットや採用計画に合わせてサービスを選ぶ必要があります。

比較軸をそろえた表を以下にまとめました。

比較項目dodaダイレクトビズリーチリクルートダイレクトスカウトAMBIエン転職ダイレクト
料金形態定額制/成功報酬型利用料+成功報酬成功報酬利用料+成功報酬定額制
費用感定額性:
80万円〜/月
成功報酬:
理論年収の20%
要相談理論年収の15%要相談80万円~/月
登録者20〜50代、幅広い職種30〜40代中心、ハイクラス人材ハイキャリア層が多い。新規登録も多い20〜30代中心の若手ハイキャリア幅広い年齢層
特徴幅広い層にアプローチ可能。定額でも成果報酬でも利用できる柔軟性ハイクラス/専門職に強いデータベース採用決定まで費用ゼロ。ハイクラス採用に強み若手の成長人材に特化掲載数が上限なく、複数名採用しやすい
推奨企業中途採用全般/母集団形成を強化したい企業管理職・専門職採用成果連動で進めたい企業/リスクを抑えたい企業若手〜次世代リーダー層を採用したい企業複数名・複数職種採用

※料金・通数が異なる場合があります。最新情報は公式サイトで確認してください。

各サービスは強みが異なるため、料金だけでなく、登録者属性・カバー領域・採用ターゲットとの相性 を総合的に確認することが重要です。

自社の採用ターゲットを明確にし、最も効率よくアプローチできるサービスを選びましょう。

doda ダイレクトの特徴

doda ダイレクトの特徴

dodaダイレクトには、多くの魅力的な特徴があります。

ここでは、dodaダイレクトの特徴を4つにまとめて詳しく解説します。

doda登録者への直接アプローチ

dodaダイレクトの大きな強みは、doda登録者へ企業側から直接アプローチできる点です。

全国の転職希望者が集まる大規模データベースを基盤に、必要な人材に対して能動的にスカウトを送ることができます。

検索機能では、職種・スキル・年齢層・居住地などの条件を細かく設定でき、たとえばエンジニア経験者や営業の即戦力層など、事業戦略に合わせた候補者の絞り込みが可能。

登録者は幅広い年代にわたり、若手からミドル層までバランスよくアプローチできます。

これにより、“応募を待つ採用”ではなく“企業が主体的に動く採用”が実現し、母集団を広げたい場面でも高い効果を発揮可能です。

さらに、スカウトの開封率が高く、転職意欲の高い層にも届きやすい仕組みが整っています。

国内でもトップクラスの登録者規模を持つデータベースを活用できるため、多様な職種・経験を持つ人材へアプローチできる点は大きな魅力。

これにより、自社に合う候補者と出会える可能性を高められます。

高精度検索と高開封率

高精度の検索機能と高いスカウト開封率によって、求める人物像に近い候補者へ無駄のないアプローチができる点がdodaダイレクトの特徴です。

検索条件は職種だけでなく、スキル・キーワード・市区町村レベルまで細かく設定でき、複数の条件を組み合わせることでミスマッチの削減につながります。

さらに、スカウトメールの開封率が高い点も大きな強み。

dodaブランドの認知度に加え、スカウト文テンプレートが豊富で内容を整えやすく、求職者の目に留まりやすい仕組みになっています。

また、「プレミアムオファー」として一定期間優先表示されることも、開封率向上の要因の一つです。

検索精度と開封率の高さが相まって、応募率や面談設定率が安定しやすい運用が実現しやすい点は、他のスカウトサービスと比較しても大きなメリットと言えます。

精度を重視した採用活動を進めたい企業に適した仕組みです。

最短1日でのスピード採用

dodaダイレクトの特徴の一つの最短1日で面談まで進められるスピード感は、急な欠員補充や即戦力採用が必要な場面で特に有効なポイントです。

スピードが出る理由は、検索からスカウト送信、返信確認までのプロセスが効率化されていることに加え、登録者側の返信が比較的早い傾向にあり、スカウトの開封率も高いこと。

やり取りが迅速に進むことで、候補者との接点を逃しにくくなり、面談にもつながりやすいです。

特に転職活動を積極的に進める層に対しては、企業側のレスポンススピードが採用結果に大きな影響を与えます。

採用を急ぎたい企業にとって、テンポよく選考を進められる点は大きなメリット。スピードを重視したいケースでは、他のスカウトサービスと比較しても使い勝手の良い選択肢と言えます。

専属サポートによる運用支援

dodaダイレクトは専属のサポート体制が充実しているため、ダイレクトリクルーティングの経験が少ない企業でも成果につなげやすい点が大きな特徴です。

サポートを担当する専任のカスタマーサクセスが、利用開始時の初期設定から運用の見直しまで伴走し、最適なアプローチ方法を提案します。

具体的なサポート内容は以下のとおり。

専属サポートの主な内容

  • スカウト文の改善
  • ターゲット設定の見直し
  • 求人原稿の調整
  • 配信結果の振り返り
  • 運用の方向性に関するアドバイス

ノウハウを受け取りながら運用できるため、経験が浅い担当者でも早い段階でコツをつかめます。

他のスカウトサービスと比較しても、ここまで体系的な伴走支援を備える例は多くありません。

サポートにより担当者の負荷が軽減され、スカウトの品質が安定し、テンポよく採用活動を進められる点も魅力です。

スピード採用を目指す企業にも適した、取り入れやすいサポート体制といえるでしょう。

doda ダイレクトが向いている企業は?

doda ダイレクトが向いている企業は?

dodaダイレクトは、企業の採用状況や目的によって向き・不向きが分かれるサービスです。

ここでは、dodaダイレクトと相性の良い企業タイプを紹介します。

詳しく見ていきましょう。

多職種で採用を行う企業

dodaダイレクトは、複数職種を同時に採用したい企業と非常に相性が良いサービスです。

dodaには営業・事務・技術・製造・IT・販売・専門職など、幅広いバックグラウンドを持つ求職者が登録しており、多様な職種ニーズに対応できます。

検索条件も細かく設定でき、職種ごとに求める経験・スキルを精度高く絞り込むことが可能。

さらに、職種別にスカウト文をカスタマイズできるため、仕事内容や魅力を適切に伝えやすく、候補者とのミスマッチを抑えられます。

複数の媒体を使い分ける必要がなく、1つのサービスで多職種採用を効率的に進められる点は大きなメリットです。

幅広い人材にまとめてアプローチしたい企業に適した選択肢といえます。

地方・特定エリアで母集団形成に課題がある企業

dodaダイレクトは、地方採用や特定エリアでの母集団形成に課題を抱える企業と相性の良いサービスです。

全国から求職者が登録しているため、地方企業でも候補者に情報が届きやすく、求人広告では応募が集まりにくいケースでも企業側から直接アプローチできます。

スカウト形式で能動的に人材を探せるため、応募待ちの採用だけでは接点をつくりにくい層にもアプローチが可能。

また、検索条件を市区町村レベルまで細かく設定でき、特定地域での採用にも対応しやすい仕組みが整っています。通勤圏や勤務可能エリアを正確に指定できる点もメリットです。

地方企業にとっては、母集団の小ささを補いつつ、求める層へ効率よくアプローチできる手法といえます。

地域に根ざした採用でも、必要な候補者を的確に見つけやすい点は大きな強みであり、地方採用を強化したい場面で特に有効です。

初めてダイレクトリクルーティングを利用する企業

dodaダイレクトは、初めてダイレクトリクルーティングに取り組む企業でも利用しやすいサービスであり、専属のカスタマーサクセスが付くことで、運用経験のない、経験が少なくても必要な対策を押さえながら運用を進めることが可能です。

サポート内容は幅広く、スカウト文の添削、ターゲット設定、求人原稿の調整、運用レポートの提供など多岐にわたり、検索条件の組み立て方や、候補者に伝わりやすい文面づくりなど、初心者がつまずきやすいポイントを丁寧にフォローしてくれます。

また、スカウト配信のコツや改善点も共有されるため、運用に慣れるまでの時間を短縮しやすく、スカウトの質を安定させやすい点も魅力。

サポートを受けながら進めることで、効果的に候補者へアプローチでき、運用ノウハウを段階的に蓄積できるため、初めてでも安心して取り組めます。

doda ダイレクトを利用するメリット

doda ダイレクトを利用するメリット

dodaダイレクトには、スカウト型サービスならではのメリットが存在します。

そこで、サービスを活用する際に得られる主なメリットを3つ紹介。

よりよい検討をするためにも、詳しく見ていきましょう。

優秀層へ高精度にアプローチできる

dodaダイレクトは、優秀層へ的確にアプローチしたい企業に適したサービスです。

大規模なデータベースと精度の高い検索機能を備えており、求める人物像に近い候補者を効率よく見つけることができます。

dodaには営業・事務・技術・IT・製造・販売など、幅広い職種の登録者が集まっており、経験やスキルのバリエーションも豊富で、これにより、ターゲット層に合わせた検索がしやすい点が特徴。

検索軸はキーワード、経験年数、スキル、希望条件、市区町村など多岐にわたり、複数の条件を組み合わせて絞り込むことで、ミスマッチを抑えた精度の高いスカウトが可能になります。

さらに、スカウトの開封率が高い傾向があり、狙った層へスカウトが届きやすい仕組みが整っている点も大きな強みです。

大規模な母集団、高精度の検索機能、開封されやすいスカウトという要素が組み合わさることで、優秀層へのアプローチを効率的に進められます。

採用規模に合わせてプランを選べる

dodaダイレクトは、採用規模や状況に合わせて料金プランを選べる点が大きな魅力です。

成功報酬型と定額型の両方が用意されており、必要に応じて費用のかけ方を柔軟に調整可能。

成功報酬型は、採用人数が少ないケースに適しており、採用が確定したタイミングで費用が発生するため、初期費用を抑えたい企業でも負担を少なく始められます。

一方、複数名採用や複数職種を同時に進めたい企業には定額型が向いており、採用人数が増えても費用が変わらず、計画的に母集団形成を進めたい場面で役立つことが可能です。

料金体系を2軸から選べる点は、他のスカウトサービスではあまり見られない特徴であり、選択肢の広さはdodaダイレクトならではの強みと言えます。

採用人数や期間が明確な企業はもちろん、変動がある企業でも状況に応じて無理のないコスト設計が可能です。柔軟に選べる料金体系は、運用しやすさや成果につながるポイントとなるでしょう。

専任サポートで安心して運用できる

dodaダイレクトは、専任サポートを受けながら運用できるため、初めて利用する企業でも安心して採用活動を進められるサービスです。

専任サポートでは、ターゲット設定の相談、スカウト文の改善提案、求人原稿の調整、配信結果の振り返りなど、運用に必要な工程を幅広くフォローします。

人事担当者が負担を感じやすい部分を補ってくれるため、工数を抑えながらの採用が可能。

また、運用のコツや改善ポイントを具体的に学べるため、スカウトの質を段階的に高めていけ、経験が浅くても、サポートを受けながら運用することで成果につながる流れをつくりやすくなります。

スカウト型サービスの中でもこのレベルの手厚い伴走支援を前提とした仕組みは多くはなく、サポート体制を重視する企業にとって利用しやすいサービスと言えるでしょう。

doda ダイレクトを利用する際の注意点

doda ダイレクトを利用する際の注意点

dodaダイレクトを活用するうえでは、事前に理解しておきたいポイントがあります。

ここでは、利用時に気をつけたい主な注意点を紹介。

自社要件を満たすサービスを選定する上で重要な項目になりますので、詳しく見ていきましょう。

年齢検索が使えず卒業年での検索となる

dodaダイレクトでは、年齢を検索条件として直接指定できない点を理解しておく必要があります

これは雇用対策法の観点から年齢による絞り込みが制限されており、代わりに「卒業年」を基準に検索できる仕組みになっているためです。

卒業年からおおよその年代傾向を把握することはできますが、厳密な年齢指定はできません。

そのため、年齢に近い情報として「経験年数」や「最終学歴の卒業年」を組み合わせて検索する方法が有効。

実務経験の長さやキャリアを基準にすることで、実態に近い候補者を抽出しやすくなり、例えば、即戦力を求める場合は、「経験10年以上」などの条件を追加することで、年代の目安も含めた検索が可能になります。

卒業年に依存しすぎず、複数の検索軸を掛け合わせることで候補者の精度を向上可能。

この検索特性を理解したうえで設定を工夫することで、狙いたい層により的確にアプローチできるようになります。

スカウト文作成と検索に一定の手間がかかる

dodaダイレクトを運用する際は、スカウト文の作成や検索設定に一定の手間がかかる点を理解しておく必要があります

スカウト型採用は基本的に手作業が多く、丁寧な設定や文面調整が成果につながる仕組みだからです。

特にdodaは登録者数が非常に多いため、ターゲットを絞り込む検索設定に時間が必要で、職種・経験・スキルなどの条件を細かく調整しないと、候補者数が広がりすぎてしまうこともあります。

また、返信率を高めるには、候補者ごとに文面を少しずつ調整する工夫が重要。

経験内容やキャリアの方向性に触れたメッセージのほうが気づいてもらいやすく、返答にもつながりやすくなります。

確かに作業量は発生しますが、検索精度やスカウト文の質を高めるほど成果が見えやすくなるため、取り組む価値の高い工程といえます。

対応の早さが応募獲得に影響しやすい

dodaダイレクトでは、返信や面談調整の早さが応募獲得に大きく影響することを理解しておく必要があり、スカウト型採用では多くの企業が同時にアプローチを行うため、対応が遅れるほど候補者との接点が薄れやすくなります。

スカウトに興味を示す候補者の多くは、複数社からオファーを受けていることも珍しくありません。

そのため、返答が届いたタイミングで迅速に対応できると、面談につながる可能性が向上。

逆に、返信が遅れると他社へ流れてしまうリスクが高くなります。

対応スピードを保つためには、通知設定を整える、対応担当者を明確にするなどの工夫が欠かせません。

早い段階で接点をつくり、スムーズに選考へつなげることが採用成功の鍵となるサービスです。

doda ダイレクトの利用までの流れ

dodaダイレクトは、導入の流れがシンプルで初めての企業でも進めやすいサービスです。

一般的な導入手順は次のとおり。

doda ダイレクトの利用までの流れ

  1. 問い合わせ
    サービス内容や利用方法、料金プランについて、担当者へ相談します。
  2. 採用課題・ターゲットのヒアリング
    求める人物像や現在の採用状況を共有し、最適な運用方法を確認します。
  3. プラン選定
    成功報酬型と定額型のどちらを利用するか、採用人数や期間に応じて選択します。
  4. 契約手続き
    契約内容を確認し、利用開始に向けた各種手続きを行います。
  5. 初期設定
    管理画面で求人票の作成、検索条件の設定、スカウト文の準備を行います。必要に応じて、専任スタッフから初期設定のサポートを受けることも可能です。
  6. 運用開始
    スカウト送信、検索条件の見直し、応募状況の確認などを行い、効果を見ながら改善を重ねます。

このように導入プロセスが整理されており、各段階で専任スタッフの支援を受けられるため、初めてでもスムーズに立ち上げやすい構成になっています。

doda ダイレクトに関するよくある質問

最後に、dodaダイレクトに関するよくある質問を紹介します。

dodaとの併用利用は有効ですか?

dodaとの併用利用は非常に有効です。

dodaは求人掲載を通じて幅広い求職者に情報を届けられるのに対し、dodaダイレクトは企業側から候補者へ能動的にスカウトを送れる仕組みを持っています。

両サービスは役割が異なるため、併用すると応募流入の拡大とスカウトによるアプローチを同時に行うことができ、採用の入り口を大きく広げることが可能。

複数職種を並行して採用したい企業や、十分な母集団を確保したい場面でも効果を発揮するため、採用効率を高めたい企業にとって相性の良い組み合わせと言えます。

成功報酬は本当にかからない?

成功報酬が発生するかどうかは選ぶプランによって異なります。

dodaダイレクトには定額型と成功報酬型があり、定額プランを利用する場合は期間中に何名採用しても成功報酬はかかりません。

一方、月額利用料に加えて成功報酬が設定されているプランを選んだ場合は、採用が決まったタイミングで所定の成功報酬が発生。

どちらが適しているかは採用人数や今後の計画によって判断する必要があり、複数名を採用する見込みがある企業や計画が明確なケースでは定額プランが向いています。

反対に、採用人数が少ない場合や費用を抑えて始めたい企業には成功報酬型が取り入れやすい選択肢となります。

運用にはどれくらいの工数が必要ですか?

運用工数は採用規模によって変動しますが、一般的には1日1〜2時間が目安です。

候補者検索やスカウト文の作成、スカウト送信、返信対応、面談調整などの作業が日々発生するため、ある程度の時間を確保しておく必要があります。

特にスカウト文を候補者ごとに調整する工程は時間を要することが多く、工数が増えやすいポイント。

一方で、dodaダイレクトには専任サポートが付いており、検索条件の組み立て方や改善点のアドバイスを受けられるため、運用負担を軽減しながら進められます。

経験が浅い企業でも伴走支援を受けることで運用のコツをつかみやすく、安心して取り組めることが特徴です。

doda ダイレクトで採用成功を目指そう

dodaダイレクトは、スカウト型の強みを活かして採用を進めたい企業に適したサービスです。

大規模なデータベースと精度の高い検索機能に加え、スカウトが届きやすい仕組みや専任サポートも整っているため、初めての導入でも安心して運用を始められます。

採用規模や状況に応じてプランを選べる柔軟性があり、多職種の同時採用や地方での母集団形成にも対応しやすい点が魅力。

自社の課題や目的を踏まえて活用することで、求める人材と出会える確度が高まり、採用成功につながりやすくなります。

dodaダイレクトを効果的に取り入れ、自社に合った採用を実現していきましょう。

WRITERライター情報

プロフィール画像

執筆者

金田大和

株式会社b&q 執行役員

横浜国立大学卒。プロップテック企業にて、リテンションマーケティング事業や人事コンサルティング事業の立ち上げ、事業責任者として推進。その後、代表高稲とb&qを共同創業し、現在は執行役員として、多くの企業にHRを通じて本質的な価値を届けるべく、コンサルティング事業を含む複数のHR事業を管掌。これまでのキャリアを通じて合計500社以上の人事と対話し採用/組織改善を図る。