スカウト代行だけでは届かない層へ。泥臭い要件定義と提案力で築いたミスマッチゼロの採用体制
「IT業界の不誠実さを排し、正しいことを正しく行いたい」
——そんな熱い想いを胸に、DX推進を支援する株式会社レモンタルト様。
同社が直面していたのは、採用代行(RPO)を利用しながらも、スカウト媒体という枠組みの中で「次の一手」が見つからず、採用が加速しないというもどかしさでした。
その突破口となったのが、AchieveHRによる伴走支援とのことです。
単なる実務の代行ではなく、ゴールから逆算して「今、何をすべきか」を明確に連携することで、曖昧だった採用要件を丁寧に言語化し、自社の社風に合致する母集団を形成することで、短期間で専門職4名の採用という確かな成果へと繋げました。
今回は、COO(最高執行責任者)の谷さんとCEO(最高経営責任者)の武村さんに、信頼できる口コミから始まった出会いや、本音をさらけ出す独自の面接スタイル、そして「成功したからこそ契約を終える」という異例のパートナーシップの形について、詳しくお話を伺いました。
導入前の採用課題:採用基盤の構築
・スカウト媒体のみに頼った母集団形成に限界を感じていた
・採用代行を利用していたものの、スカウトの枠を超えた提案がなく、急ぎの採用ニーズに対応しきれていなかった
・表面的な運用代行ではなく、ゴールから逆算して最適な手段を提示できるパートナーを求めていた
導入後成果:専門職にて4名採用
・曖昧だったターゲット像を徹底的にヒアリングして言語化し、ミスマッチのない採用基盤を構築した
・自社の社風や領域を深く理解したうえで推薦・スカウトを行うため、選考に進んだ候補者の志望度やマッチ度が格段に向上した
・書類選考や日程調整など、自社で対応すべきアクションを細かく指示・管理してもらえたことで、忙しい中でも採用活動を停滞させず完走できた
採用支援導入の背景と課題
金田:弊社を導入いただく前の、採用状況についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
武村さん:元々は別の採用代行会社さんを利用していました。(以下「他社RPO」と表記。)
谷さん:その会社さんも某スカウト媒体での運用はかなり手厚くやってくれていたのですが、結局スカウトの枠組み以上のスピード感は出せなくて。「本当にいい人がいれば、多少コストがかかっても来月には採用を決めたい」というタイミングになっても、それ以上の打つ手がない状態でした。
谷さん:某スカウト媒体経由で採用に至ることもありましたが、やはりスカウトだけでは母集団の絶対数が少なくて。本当に欲しいタイミングで次の一手が打てなかったことが、一番の課題でしたね。

支援会社選定の決め手
金田:弊社を導入いただく直前は、某スカウト媒体でのダイレクトリクルーティングがメインで、人材紹介会社などは使われていなかったのでしょうか?
谷さん:そうですね。使っていませんでした。
金田:当時導入されていた他社RPOさんから、「エージェント(人材紹介会社)も活用したほうがいい」といった提案は受けなかったのですか?
谷さん:無くはなかったですね。ただ、その会社さんの主力がダイレクトリクルーティングだったと思うんですよ。なので、某ビジネスSNSの活用などスカウト寄りの話だったり、採用ページを魅力的に作り込むといった提案はあったのですが、それだけでこれ以上の結果が出るのかというと、正直微妙かなと。「これ以上は加速できなさそうだな」という感触はすごくありましたね。
金田:当時、他の採用代行会社を検討されたりはしなかったんですか?
谷さん:検討する中で、知人のTさん(※紹介者)に相談したところ「AchieveHRがいいよ」と勧められたんですよね。Tさんがそこまで言うのなら、本当にいいんだろうなという感じでした(笑)。
金田:なるほど(笑)。そこには、全幅の信頼があったわけですね。
武村さん:Tさんが良いって言うなら間違いないだろうなと。人材系は参入障壁が低く、さまざまな会社があるじゃないですか。だからこそ、信頼できる方からのおすすめ(口コミ)を聞くのが一番納得感が高かったです。
谷さん:決め手でいうと、Tさんの会社と自社が求めている人材の領域が近かったことも大きいです。(AchieveHRなら)「しっかり伴走して成果を出してくれるんじゃないか」という期待がありましたね。
導入時の印象と伴走支援の評価
武村さん:Tさんからは「荒削りだけど、すごく頑張ってくれるからいいよ。要望を伝えれば必ず形にして持ってきてくれる」みたいな紹介でした。実際、4名の採用が決まりましたしね。
金田:弊社担当の秦が2度目にオフィスへ伺い、具体的な戦略をご提案させていただきましたが、その際の内容や印象はいかがでしたか?
谷さん:戦略の中身についてより深く感じたのは、実際にプロジェクトが始まってからですね。「ここまで踏み込んで考えてくれるんだ」という驚きがありました。
谷さん:以前の他社RPOさんは、ダイレクトリクルーティングの話が中心でしたが、僕らにとって重要なのは「結果として採用できるかどうか」です。AchieveHRさんは、ゴールに向かって何をすべきかという道筋を示す力が非常に強かった気がします。
武村さん:あとは、本来はこちら側で消化すべきタスクが山積みで、手が回らない時期もありました。そんな状況で、秦さんから細かくタスクの管理や連絡をいただけたのは非常に助かりましたし、印象的でした。
金田:開始直後から一気に母集団が広がり、書類選考や日程調整、要件定義など、やるべきことが一気に増えてお忙しくなりましたもんね。。
谷さん:でも、それが正しい進め方だったと思います。「どういう人材要件なのか詰めてください」とはっきり言っていただいて。自社の採用ですから、こちらが必要な情報を出さないと絶対ミスマッチが起きます。そこを丁寧にヒアリングしてくれたのは、すごく嬉しかったですね。
秦:スタート段階ではまだ要件が固まりきっていない部分もありました。まずはそこを詰めるところから始め、エージェント紹介やスカウトを並行して走らせることができました。要件定義のフェーズに介入できたことが、一番効果を発揮できたポイントかなと感じています。
谷さん:紹介いただく候補者の方を深く理解したうえで連絡をくれるので、それが選考の質の向上につながっていました。エージェント(人材紹介)が未経験でしたが、「ゴールから逆算すれば、確かにこの手段は取るべきだよね」と、自分たちの中でもしっかりと納得感を持って進めることができました。
面接での独自のコミュニケーション

秦:今回私がレモンタルト様の採用PLを担当させていただく中で、一次面接に進んでから「行きたい」となる確率が、本当に一番高かったんですよ。面接で何をされているのかお伺いできますか?
谷さん:多分、秦さんに合っている候補者の方を提案いただいているのが大きいんじゃないでしょうか?うちの社風に合いそうだなっていう人を紹介してもらえている印象で。
秦:あと、面接相手の候補者さんの「彼女の話」をめちゃくちゃ深掘りしちゃったっていうエピソードもありましたよね(笑)。
武村さん:そうですね(笑)。海外から来た候補者の方に、日本に来た背景や生活面での覚悟も含めて、率直にお話を伺ったこともありました。
谷さん:嘘の話を聞いても参考にならないじゃないですか。腹を割って話すというか、この雰囲気が(本音を引き出すのに)合ってるのかなと思います。
武村さん:私たちは面接の中で、キラキラのコンサルテイストは出さないですね。「エリートです!」みたいな感じ出しちゃう会社あると思うんですけど、実際そうじゃないし。
谷さん:誠実さと、あと「怒りを持て」みたいなものはあるかも。不誠実な仕事を見たときに、「それはおかしいよね」という感情を持てるか。意図せずということもありますけど、あまりITに詳しくないクライアントに、明らかに不要で高価なサービスを売っていたり、、そういうことが一定あるのがIT業界だと思うので、そういうものを見た時に許せないというか、誠実でいたいですね。
武村さん:うちは「正しいことを正しく行う“アンパンマン指針”」を大切にしています。業界の不誠実な部分に流されず、自分たちが精いっぱいいいことをしていくことで、業界をより良くしていきたいというマインドなんです。
契約終了時の対応と今後の展望
武村さん:今回、4名の採用が決まって「一旦ここで契約を終えます」となった時の感じがすごく良かったというか。また契約したいなと思いました(笑)。
谷さん:そうなんですよね。代行会社って基本、契約を継続させることが重要じゃないですか。でも(貴社は)「一旦、このフェーズではここまでで大丈夫ですね」とスッと引いてくれた。それが知的な判断だと感じて、体験としてすごく良かったです。だからこそ、逆に「また人を増やしたい時は相談しよう」というきになるんですよね。
武村さん:私たちとしては、ダラダラ続けるよりも「このフェーズの採用が一段落ついた」ということを「一旦の成功」と捉えています。ですので、無理に引き伸ばさず10月31日をもって一区切りとさせていただきました。
谷さん:それって顧客満足度高いじゃないですか。だからすごく良かった。
金田:ありがとうございます。次は新事業担当や人事担当など、必要なタイミングで秦をご指名いただければと思います。
秦:はい。その時はまた、じっくり要件定義から入らせていただければと思います。