人事評価システムのおすすめランキング12選を徹底比較!中小・大手別に紹介
評価基準が曖昧だったり、感覚に依存した人事評価が続くと、従業員の不満やモチベーション低下を招き、離職率の上昇や組織エンゲージメントの低下につながります。
公正で透明性の高い評価を実現するには、システムによる仕組み化が欠かせません。
そんな課題を解消する手段として今、注目されているのが「人事評価システム」。
この記事では、人事評価システムの導入メリットや選び方をわかりやすく解説し、中小企業・大手企業それぞれにおすすめのシステム12選を徹底比較します。
自社の課題解決に合ったツールを選ぶためのヒントとして、お役立てください。
目次
人事評価システムの選び方のポイント
人事評価システムは、機能・価格・サポート体制などがサービスごとに大きく異なります。
なんとなく導入を進めてしまうと、「自社の評価制度に合わない」「運用が複雑で定着しない」といった失敗につながるケースも少なくありません。
そこで本章では、導入を検討する際に押さえておきたい“6つの選定ポイント”を紹介。
自社の課題や組織規模に合わせて最適なシステムを見極めるための参考にしてください。
自社の課題と目的を明確にする
1つ目は、「なぜ人事評価システムを導入するのか」という目的を明確にすることです。
例えば「評価作業が属人化している」、「紙やExcel管理で集計に時間がかかる」、「評価への納得感が得られない」課題は多くの企業で見られます。
こうした課題に対し、人事評価システムの導入によって、評価プロセスの透明化・作業効率の向上・データの一元管理と分析などが必要になるでしょう。
導入目的を整理すれば、「どの機能が必要か」、「どんな仕組みが合うか」選定基準が明確に。
目的の明確化こそが、最適なシステムを選ぶ重要なステップとなるでしょう。
組織規模・体制に合わせて必要な機能を見極める
2つ目は、「企業の規模や組織体制によって求められる機能が大きく異なる」ということです。
例えば、中小企業では、「だれでも簡単に操作できるシンプルなUI」、「低コスト」、「承認フローの自動化」など、効率的に運用できる機能が重視。
対して大手企業では、「部署をまたいだ人材データの連携」、「細かい分析機能」、「多階層の承認プロセス」など、複雑な組織構造に対応できる拡張性が求められるでしょう。
さらに自治体や公的機関では、「高いセキュリティ性」、「監査対応の有無」、「評価履歴の厳格な管理」などが不可欠。自社の体制に合わせて、タレントマネジメント型か評価特化型かを見極めることが、最適な選定につながります。
評価制度との親和性を確認する
3つ目は、「自社の評価制度と人事評価システムの親和性」を確認することです。
例えば、MBO(目標管理)を採用している場合は目標設定・進捗管理機能は必須。
OKR(目標設定と進捗管理のためのフレームワーク)なら目標の階層連動やリアルタイム共有機能、コンピテンシー評価(ハイパフォーマーに共通する行動特性を評価基準として、評価・育成する手法)ならスキル項目の自由設定が求められます。
システムによっては「自社独自の評価指標を登録できるか」、「テンプレートを柔軟に編集できるか」といった自由度に差があるため、導入前に確認が重要。
また、制度改定や運用変更にも柔軟に対応できるシステムを選ぶことで、長期的に使い続けられる仕組みづくりが可能となるでしょう。
運用リソースとサポート体制を考慮する
4つ目は、「導入後、だれがどのように運用を担うのか」を明確にすることです。
専任の人事担当がいない中小企業では、マニュアルレスを目指したUIや、導入後のベンダーサポートやチャット対応の充実度が「導入後も問題なく使い続けられるか」のカギを握ります。
トラブル時にすぐ相談できる体制があれば、専門知識が不足していてもスムーズに運用できるでしょう。
一方、大手企業では、複数部門で利用するため、カスタマイズ支援や研修制度、マニュアルの整備が欠かせません。実際に、運用体制を整えないまま導入した結果、「設定担当者が不在で形骸化した」失敗例もあります。
導入後の運用リソースを見越して、サポート体制の充実度を重視しましょう。
費用対効果と将来の拡張性を評価する
5つ目は、導入時のコストだけでなく「長期的な費用対効果と拡張性も見据えて判断する」ことです。
料金体系には「初期費用+月額費用」、「ユーザー数に応じた課金」などがあり、課題やフェーズに伴ってコストが変動します。短期的に安く見えても、将来的に従業員数が増えると負担が大きくなるケースもあるため注意が必要。
また、将来的に勤怠管理・給与・労務システムとの連携が可能かも確認しましょう。
例えば、初期は評価機能に特化したシステムを導入し、将来的にタレントマネジメント機能へ拡張するなど、段階的に運用できる柔軟なシステムを選ぶことで、長期的な投資効果を高められます。
トライアル・デモで自社業務に合うか検証する
6つ目は、トライアルやデモを通じて「実際の使用感を検証」することです。
最終判断を下す前に、上司・部下・管理者の立場ごとに操作性や画面の分かりやすさを比較し、全員がスムーズに使えるかの確認が必要。
トライアルでは1回の評価サイクルを想定して試すことがポイントです。目標設定→評価入力→承認→フィードバックまでを一通り操作し、運用フローに無理がないかを確かめます。
<チェックポイント例>
- UIの直感性
- 操作手順のわかりやすさ
- 問い合わせ時のサポート対応
上記のチェック項目を整理しておくと、複数システムを比較検討しやすくなります。
中小企業におすすめの人事評価システム比較 6選
中小企業では、専任の人事担当者がいなかったり、他業務と兼任しながら人事評価を進めるケースも少なくありません。その結果、評価基準が属人的になったり、Excelや紙での管理に手間がかかったりと、評価業務が負担になりがちです。
こうした課題を解消するには、誰でも直感的に操作でき、日々の業務を効率化できるシンプルな人事評価システムが効果的です。
ここでは、コストを抑えつつ導入・運用しやすい中小企業向けのおすすめ6社を紹介。
「わかりやすさ」「サポート体制」「機能のバランス」といった観点から比較検討してみてください。
HRBrain

参考:株式会社HRBrain
HRBrainは、初めて人事評価システムを導入する企業に適した直観的なUIが特徴で、だれが触っても使いやすい仕組みとなっています。
また、紙やExcelからDX化を目指す中小企業にとっても、「属人化の防止」や「自動承認化」を推進してくれる強い味方となるでしょう。
クラウド導入によって、テレワークの推進が可能になったり、未経験人材の採用が可能になったりと、HRBrain導入での成功事例も多い。
組織管理や人事評価、労務管理の人事にまつわる他業務が吸い上げ可能なサービスも豊富に展開されているため、気になる方はチェックしてみてください。
| サービス名 | HRBrain タレントマネジメント |
| 運営会社 | 株式会社HRBrain |
| URL | https://www.hrbrain.jp/talent-management |
| 特徴 | ・だれが見ても分かる直感的なUI ・「HRBrain人事評価」といった他プロダクトとの組み合わせでより効果的に使用可能 |
| 費用目安 | 初期費用+月額費用(月額料金×ご利用人数) ※ご利用人数に応じて金額が変動 ※要相談 ※無料トライアル有 |
| タイプ | タレントマネジメント型 |
| 導入実績 | 累計導入社数:3,500社以上(全シリーズプロダクト含む) |
| 主要機能 | ・人材データベースの管理 ・人事評価 ・組織図ツリー ・配置シミュレーション ・アンケート ・組織分析 ・分析ダッシュボード ・カスタムプロファイリング |
タレントパレット
タレントパレットは、評価・研修・キャリア形成などの人事データを一元管理し、分析・活用までをワンストップで行えるオールインワン型の人材マネジメントシステムです。
人事評価だけでなく、採用・配置・育成・離職防止といった人材戦略全体をデータで可視化できる点が特長であり、AIを活用した人材配置分析やスキルマップ作成により、感覚に頼らない客観的な人事判断を支援します。
また、セキュリティ体制も万全で、ログ監査・アクセス制御などの運用基準を高水準で満たしており、セキュリティ要件の厳しい金融・製造業界でも導入実績多数。
データドリブンな人事を実現したい企業や、部門を横断したタレントマネジメントを推進したい企業に特におすすめです。
| サービス名 | タレントパレット |
| 運営会社 | 株式会社プラスアルファ・コンサルティング |
| URL | https://www.pa-consul.co.jp/talentpalette/ |
| 特徴 | ・評価/研修/キャリア形成データの連携が可能 ・セキュリティ対策が整備されている人事と従業員にとって使いやすいデザインと操作性 |
| 費用目安 | 初期費用+月額費用 ※要相談 |
| タイプ | 多機能型 |
| 導入実績 | 4,300 社以上(2025年3月末時点) |
| 主要機能 | ・社員データベース ・メンバー実感モニタ ・タレントリーチ(社内スカウト) ・AI目標・評価フィードバック ・コンピテンシー評価 ・360度評価 ・スキルテンプレート ・ハイパフォーマー分析 ・研修履歴管理 ・eラーニング受講 ・異動シミュレーション ・AI自動配置パルスサーベイ組織診断(TPOD) ・ダッシュボード ・採用プロセス管理 ・TPI適性検査 ・入退社手続き ・健康管理 |
360度フィードバック
360(さんろくまる)は、社員同士の相互評価を通じて、個人の自己理解と組織全体の成長を促す360度評価システムです。上司・同僚・部下など、複数の視点から得られるフィードバックをもとに、社員一人ひとりの強みや課題を客観的に可視化が可能。
総務省の働き方改革・業務見直し推進室、農林水産省、パナソニック株式会社など、官公庁や大手企業を中心に導入実績も豊富。評価だけでなく、組織風土の改善や人材育成、コミュニケーションの活性化といった幅広い目的で活用されています。
また、クラウド上で完結する設計のため、安全なセキュリティ環境で手軽に360度評価を運用できる点も魅力です。「人材育成を体系化したい」「フィードバック文化を根付かせたい」と考える企業に特におすすめのシステム。
| サービス名 | 360(さんろくまる)360度フィードバックサービス |
| 運営会社 | 株式会社Fusic(フュージック) |
| URL | https://360do.jp/ |
| 特徴 | ・「上司・同僚・部下からの多面評価」を通じて、社員の自己認識と行動改善を支援する仕組みが整えられている ・「人材育成」「組織内コミュニケーションの活性化」が主な目的の会社が多いクラウド上で安全に運用でき、容易なセキュリティ設計が可能 ・評価データを個人成長・研修計画に活かす「分析レポート機能」「比較レポート」も搭載 |
| 費用目安 | ①プラン料金+②利用料金+③更新料金 ※無料デモ有 ①プラン料金 ・エントリープラン:11万円 ・スタンダードプラン:33万円 ・プロフェッショナルプラン:66万円 ②利用料金(※利用ユーザーID数にて変動) ・1~30名:6万6,000円 ・31~50名:8万2,500円 ・51~100名:9万9,000円 ・101~200名:13万2,000円 ・201~300名:17万6,000円 ・301~600名:24万2,000円 ③更新料金 ・エントリープラン:1万1000円 ・スタンダードプラン:3万3000円 ・プロフェッショナルプラン:11万円 |
| タイプ | 評価特化型 |
| 導入実績 | 総務省や農林水産省など、官公庁にも利用実績あり |
| 主要機能 | ・上司、同僚、部下など複数の評価者からフィードバックを収集分析 ・レポート機能 ・比較レポート機能 ・AIサポート機能 ・セキュリティ強化 |
あしたのクラウドHR

参考:株式会社あしたのチーム
あしたのクラウドHRは、人事評価制度の構築支援とクラウド運用を一体化した人事評価システムです。制度設計から運用、定着支援までをワンストップでサポートしてくれる点が大きな特長で、初めて評価制度を導入する企業でもスムーズに運用を開始できます。
中小企業でも自社に合った評価制度を簡単に構築できるため、「まだ評価制度が整っていない」「属人化から脱却したい」といった課題を抱える企業に最適。
また、10年以上のコンサルティング実績を持つ株式会社あしたのチームが開発・運営しており、導入後も専門スタッフによる制度運用や評価者研修などの手厚いサポート体制が整っています。
単なる評価システムにとどまらず、評価制度の浸透と運用改善を支援する“伴走型サービス”として、多くの中小企業から高い評価を得ています。
| サービス名 | あしたのクラウドHR |
| 運営会社 | 株式会社あしたのチーム |
| URL | http://cloud.ashita-team.com/m07/ |
| 特徴 | ・制度設計から運用まで可能なシステム中小企業でも自社に合った評価制度を簡単に整備できる ・手厚いサポート体制やコンサルティングサービスあり |
| 費用目安 | 要相談 ※無料トライアル有 |
| タイプ | 評価制度特化型 |
| 導入実績 | 4,000社以上 |
| 主要機能 | ・1on1 ・360度評価 ・経年分析 ・甘辛分析 ・組織図 ・売上管理 ・目標履歴 |
ジンジャー人事評価

参考:jinjer株式会社
ジンジャー人事評価は、勤怠・労務・給与などの人事業務とスムーズに連携できるクラウド型の人事評価システムです。複数のシステムを併用している中小企業でも、人事データを一元管理し、煩雑な管理業務を効率化できます。
直感的に操作できるUIとシンプルな設計で、評価シートの作成から承認・集計までをスムーズに実行可能。さらに、シリーズ全体での連携により、勤怠・労務・給与・経費精算までを統合的に管理できる拡張性が大きな強み。
他の人事評価システムと比べてもコストパフォーマンスに優れており、初めてクラウド評価を導入する企業や、既存システムからの乗り換えを検討している企業にも最適。
人事データの分断を解消し、“人事業務のDX化”を低コストで実現したい企業におすすめです。
| サービス名 | ジンジャー人事評価 |
| 運営会社 | jinjer株式会社 |
| URL | https://hcm-jinjer.com/evaluation/ |
| 特徴 | ・使いやすい操作画面 ・人事労務業務と連動 ・入力形式が豊富 ・権限設定が柔軟効率的な進捗管理 |
| 費用目安 | 初期費用+月額300円~×利用人数 |
| タイプ | 評価特化型 |
| 導入実績 | 1万8,000社以上 |
| 主要機能 | ・評価シート設定 ・評価者自動設定 ・一括リマインド設定 ・権限設定ステップの一括変更 ・評価フロー設定 ・計算式設定 ・通知設定 |
GooooN
GooooNは、評価・目標管理・キャリア面談を一元的に管理できる中小企業向けの人事評価システムです。評価と育成の両軸から人材活用を支援し、“評価して終わり”ではなく、その後の成長支援までを見据えた運用が可能です。
人事部門だけでなく教育・研修部門とも連携でき、研修プログラムの設計や育成計画の実行支援など、人材育成の仕組みづくりに強みがあります。
実際に、社員の「人となり」やスキルデータを基にしたキャリア設計によって、社員のエンゲージメント向上や離職防止につながった事例も多く報告されています。
また、マニュアル不要の直感的なUI設計で、導入初期の操作負担を最小限に。
導入時のフォロー体制やサポートサポートも充実しているため、初めてクラウド人事システムを導入する企業にも安心です。
| サービス名 | GooooN |
| 運営会社 | 株式会社ビジネスネットコーポレーション |
| URL | https://goooon.busnet.co.jp/ |
| 特徴 | ・目標管理による人事評価 ・自己申告キャリアプランにより社員の本来を要望を引き出しやすくする ・エンゲージメントサーベイの実施が可能 ・人財プロフィール照会 |
| 費用目安 | 初期費用+月額費用 ※要相談 |
| タイプ | 評価特化型 |
| 導入実績 | 中小企業をメインに数多くの導入実績あり |
| 主要機能 | ・スケジュールとタスクの周知 ・組織目標のブレイクダウン ・人事部直行便 ・評価の進捗確認 ・部下の「人となり」管理 ・異動前の評価シート ・評価者メモ ・段階フィードバック ・実態把握と業務改善 ・職種・職階毎の評価シート設定 ・相対調整の支援 ・360度評価 ・自己申告キャリアプラン ・人事情報管理 ・人財データベース ・顔写真付き組織図 ・エンゲージメントサーベイ |
大手企業におすすめの人事評価システム比較 6選
大手企業では、従業員数が多く、部署や拠点が全国・海外に広がっているケースも多いため、エリアをまたいだ人材データの一元管理や評価の公平性の確保が求められます。一方、評価プロセスが複雑化しやすく、Excelやメールでのやり取りでは運用負担が大きくなりがち。
こうした課題の解決には、大規模組織向けに設計された人事評価システムの導入が効果的。
多拠点・多階層でもスムーズに情報連携できる仕組みや、権限管理・分析機能の充実度がポイントになります。
ここでは、大手企業の運用体制やセキュリティ要件にも対応した人事評価システム6選を紹介。組織規模に応じた柔軟なカスタマイズ性や、タレントマネジメントとの連携性にも注目してみてください。
カオナビ

参考:株式会社カオナビ
カオナビは、社員の人材情報を「顔写真」とともに可視化・一元管理できるクラウド型タレントマネジメントシステムです。社員の顔と人事データを紐づけて管理することで、組織全体の人材配置やスキルの把握が直感的に行え、感覚に頼らない公正な人事判断を支援。
評価・目標管理・育成・面談などのデータを一元的に管理できる「評価ワークフロー」や「キャリア分析」機能を搭載。人事担当者は煩雑な評価管理業務を効率化し、フィードバックや面談などの本質的なマネジメント業務に時間を割けるようになります。
また、個人情報保護やアクセス権限の細かな設定、サーバーセキュリティ体制も整っており、大手企業や自治体など高いセキュリティ基準が求められる組織にも多数の導入実績があります。
直感的に使えるUIと柔軟なカスタマイズ性で、組織規模を問わず人材データの可視化を実現する人気のシステムです。
| サービス名 | カオナビ |
| 運営会社 | 株式会社カオナビ |
| URL | https://www.kaonavi.jp/ |
| 特徴 | ・顔写真ベースでの人材データ可視化 ・個人情報保護・権限管理・サーバー連携評価・育成・面談データを横断管理できる「評価シート管理」「キャリア分析」が利用可能 |
| 費用目安 | 初期費用+月額料金 ※要相談 |
| タイプ | 多機能型 |
| 導入実績 | 4,000社以上 |
| 主要機能 | ・組織ツリー図 ・エニアグラム ・クリエイティブマップ ・評価ワークフロー ・社員アンケート ・配置バランス図 ・社員データグラフ ・ダッシュボード ・ポジション管理 |
SmartHRタレントマネジメント

参考:株式会社SmartHR
SmartHRタレントマネジメントは、労務・評価・育成などの人材データを一元管理し、戦略的な人事運営を支援するクラウド型タレントマネジメントシステムです。
従業員情報を軸に、評価やスキル、キャリア、サーベイ結果などを集約・可視化できるため、組織課題の発見から人材配置・育成施策の実行までをスムーズに行えます。
同シリーズの「SmartHR労務管理」とシームレスに連携することで、入社から退職までの人事情報を一元的に管理でき、煩雑になりがちな情報共有や手続き業務を効率化。
評価テンプレートや分析ダッシュボードを活用することで、スピード感のある人事施策や客観的な評価運用を実現します。
また、従業員データをもとにした配置・育成プランの最適化により、納得感のある評価やキャリア形成を促進し、個人と組織双方の成長を後押しします。
データに基づいた「人が活きる組織づくり」を目指す企業に最適なシステムです。
| サービス名 | SmartHRタレントマネジメント |
| 運営会社 | 株式会社SmartHR |
| URL | https://smarthr.jp/talent-management/ |
| 特徴 | ・労務・評価・育成の一元管理が可能 ・「離職の芽」を早期発見し、原因分析〜改善施策まで一気通貫で対応可能 ・組織改善や経営判断のスピードが向上した実績も多数 |
| 費用目安 | ・HRストラテジープラン ・タレントマネジメントプラン ※初期費用・サポート費無料 ※要相談 |
| タイプ | タレントマネジメント型 |
| 導入実績 | シリーズ全体で7万社以上 |
| 主要機能 | ・採用管理 ・人事評価 ・配置シミュレーション ・キャリア台帳 ・スキル管理 ・学習管理 ・従業員サーベイ ・HRアナリティクス ・マネジメント育成計画 |
HRMOSタレントマネジメント

参考:株式会社ビズリーチ
HRMOSタレントマネジメントは、採用・評価・育成といった人材データを一元管理し、戦略的な人材活用を支援するクラウド型タレントマネジメントシステムです。
採用段階から蓄積されたデータをもとに、社員のスキル・実績・評価情報を可視化し、最適な配置や育成計画の立案をデータドリブンに実現します。
AIを活用した人材配置分析やスキルマップ作成機能を備えており、感覚に頼らない客観的な人事判断を可能に。また、清水建設株式会社やサイバーエージェントなど、大企業を中心に幅広い業界での導入実績があり、組織規模を問わず柔軟に対応できる拡張性も魅力。
さらに、「HRMOS採用」「HRMOS労務管理」などの同シリーズと連携することで、採用から入社後評価・育成・労務までの人事情報を一気通貫で管理可能。
人材データを経営資源として活用し、戦略的な人事判断を行いたい企業に最適なシステムです。
| サービス名 | HRMOSタレントマネジメント |
| 運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
| URL | https://hrmos.co/hr/ |
| 特徴 | ・使いやすい操作画面充実したダッシュボード ・他システムや同シリーズとのスムーズな連携が可能 |
| 費用目安 | 初期費用+月額料金×利用人数 ※要相談 |
| タイプ | タレントマネジメント型 |
| 導入実績 | ベンチャーから大手企業まで数多くの実績あり |
| 主要機能 | ・人材データベース ・人材データベース ・人事評価サーベイ ・360度評価 ・組織シミュレーション ・社員検索 ・1on1 ・人材データ分析 ・スキル管理 |
COMPANY 人事管理システム
COMPANY 人事管理システムは、人事・給与・評価・勤怠などの人事関連業務を一元管理できる、ERP(統合基幹業務システム)型の大手企業向け人事評価システムです。
グループ全体での人事データ統合に強みを持ち、数万人規模の社員情報を安全かつ効率的に運用できる堅牢な基盤を備えています。
人事・給与・勤怠・労務などのデータがリアルタイムで連携するため、煩雑な情報管理を省力化し、経営判断に必要なデータ活用をスムーズに実現。
また、頻繁に発生する法改正や制度変更にも柔軟に対応できる設計で、コンプライアンスリスクを最小限に抑えた運用が可能です。
大手企業はもちろん、官公庁・自治体などセキュリティ基準の高い組織への導入実績も多数。
高い信頼性と安定性を兼ね備えた「COMPANY」は、グループ経営を見据えた人事基盤の統合・DX化を進めたい企業に最適なシステムです。
| サービス名 | COMPANY 人事管理システム |
| 運営会社 | 株式会社Works Human Intelligence |
| URL | https://www.works-hi.co.jp/products/hcm |
| 特徴 | ・人事/給与/評価/勤怠を一元管理できる包括的なシステム ・人事台帳や集計データも自由なレイアウトで作成可 ・大手企業や官公庁の実績もあり |
| 費用目安 | 初期費用+利用料金 ※要相談 ※利用料金は定額で利用可 |
| タイプ | 多機能型 |
| 導入実績 | 約1,200法人グループ以上 |
| 主要機能 | ・個人情報管理 ・組織管理 ・発令管理・異動案作成 ・身上変更ワークフロー ・評価ワークフロー ・帳票作成 |
CBASE 360°

参考:株式会社シーベース
CBASE 360°は、360度評価を効率的かつ継続的に運用できる大手企業向けのクラウド型人事評価システムです。上司・同僚・部下といった複数の視点からフィードバックを自動で収集し、評価結果の集計からレポート化までをクラウド上で完結できます。
従来のExcelや紙ベースの運用では難しかった「公平性」「スピード」「分析性」を高いレベルで実現。属人的になりがちな評価プロセスを可視化し、客観的で透明性のあるフィードバック文化を社内に定着させることが可能に。
また、個人・チーム単位のレポート機能により、マネジメント層の育成や組織全体の成長支援にも活用可能です。単なる評価ツールではなく、人材育成を軸にしたエンゲージメント向上を促すプラットフォームとして多くの大企業で導入が進んでいます。
| サービス名 | CBASE 360° |
| 運営会社 | 株式会社シーベース |
| URL | https://www.cbase.co.jp/cbase360/ |
| 特徴 | ・多面評価の自動収集およびレポート化 ・柔軟な評価設計が可能 ・多階層組織への対応が可能 ・管理者レポート機能によってメンバーの現状把握がしやすい |
| 費用目安 | 基本料金+利用人数×詳細プラン料金 ●基本料金 ・スタンダードプラン:18万円/年 ・アドバンスプラン:38万円/年 |
| タイプ | 評価特化型 |
| 導入実績 | 1,000社以上 |
| 主要機能 | ・360度評価の実施 ・フィードバックレポートの作成 ・データ連携 ・オンラインレポート |
One人事

参考:One人事株式会社
One人事は、人事評価・人材管理・育成支援を一体化したクラウド型のタレントマネジメントプラットフォームです。社員情報や評価履歴、育成計画などをデータベース上で一元管理し、公正で透明性の高い評価体制と、データに基づいた人材育成の仕組みを構築可能。
また、勤怠・給与・研修システムなどとのAPI連携による拡張性の高さも大きな特長で、複数システムを跨ぐことなく人材データを統合できるため、評価から育成・配置までをスムーズに連携できます。
セキュリティ面では、万全の情報保護体制と柔軟なアクセス権限設定を実装しており、機密性の高い人事データを安全に運用可能。大手企業を中心に、組織全体のタレントマネジメントと人材最適化を推進する基盤として高く評価されています。
| サービス名 | One人事 |
| 運営会社 | One人事株式会社 |
| URL | https://onehr.jp/ |
| 特徴 | ・社員情報・評価履歴・育成計画といった社員の人材データを一元管理 ・同シリーズのプロダクトとの組み合わせ可 ・自由なアクセス権限設定 |
| 費用目安 | 初期費用+月額料金 ※要相談 ※無料デモ、トライアル有 |
| タイプ | 多機能型 |
| 導入実績 | 利用者数60万人以上 |
| 主要機能 | ・目標管理 ・人事評価 ・人材育成・配置 ・スキル管理 ・エンゲージメントサーベイ ・人材データベースの管理 ・人事に対する問い合わせ対応の自動化 |
人事評価システムを導入するメリット
人事評価システムを導入することで、以下のメリットを得られます。
メリット
- 評価業務の効率化
- 評価の公平性
- 従業員のモチベーション向上
- 人材育成の高度化
例えば、評価業務の集計や承認に時間がかかることに悩む企業であれば、評価特化型システムの導入によって、大幅な時間短縮が見込めます。さらに評価の公平性が取れていない場合、公平かつ透明性の高いシステムの導入で、データを可視化でき、人事の数値化が可能。
同じく、従業員のモチベーション低下を懸念している企業であれば、だれが見ても納得できる評価基準を明確に整えられるでしょう。
新人の人材育成に苦戦している企業や、さらに強化したいと考える企業であれば、より適切な研修プログラムの導入や、能力に適した配置転換のヒントを得やすくなります。
人事評価システムは、単なる業務支援ツールではなく、企業全体の「戦略人事化」を後押ししてくれる仕組みでしょう。
人事評価システム導入までの手順
導入手順
- 課題整理:
自社の評価制度や運用課題を洗い出し、改善すべきポイントを明確にする - 比較・見積り:
機能・コスト・サポート体制など複数システムを比較し、最適な候補を選定する - トライアル:
実際の評価サイクルを想定して操作性を確認し、現場の使用感を検証する - 契約:
導入範囲や運用体制を明確にし、サポート内容・費用条件を正式に確定する - 初期設定(運用開始):
評価項目・承認フローなどを自社仕様にカスタマイズし、運用を開始する - 定着(検証・改善):
運用後の課題を定期的に振り返り、評価制度の改善・最適化を継続する
人事評価システムの導入は、単にシステムを入れることではなく、自社の課題を明確にし、運用を通じて改善を重ねていく継続的なプロセスです。
検討から定着までの各ステップを段階的に進めることで、現場に無理なく浸透し、長期的に成果を上げられる仕組みづくりが可能になります。
特に重要なのは、導入前の課題整理と、導入後の定期的な改善サイクルです。
最初に「何を解決したいのか」「どんな運用を理想とするのか」を明確にしておくことで、システム選定の精度が高まり、導入後のギャップを最小化できます。
また、運用開始後も現場の声を反映しながら改善を繰り返すことで、組織に根付いた評価制度として機能し続けます。
上記の表では、導入から定着までの基本的なステップをまとめています。
自社の現状に照らし合わせながら、一つひとつの工程を丁寧に進めることが成功の鍵となります。
自社の規模・目的に合った人事評価システムを選ぼう
自社の人事課題や組織の方向性に合った人事評価システムを選ぶことで、透明性・公平性の高い評価運用と、社員が納得して働ける環境づくりが実現します。
今回紹介したシステムを活用すれば、社員の強みや成長度合いを正しく可視化し、最適な配置や育成方針の判断にもつなげることができるでしょう。
その結果、組織全体のパフォーマンス向上やエンゲージメントの強化にも期待可能。
まずは複数社に相談し、トライアルを通じて自社に最適なプロダクトを見極めることが大切です。導入後も運用を重ねながら改善を続けることで、“評価が機能する組織文化”を育てていきましょう。



