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Wantedlyの料金プランは?料金表で無料・有料プランをそれぞれ解説

Wantedlyの料金プランは?料金表で無料・有料プランをそれぞれ解説

Wantedlyを使ってみたいものの「無料と有料の違いがよく分からない」「どのプランを選べば採用につながるのか判断できない」と悩む企業は少なくありません。

特に、若手採用を強化したい企業やカルチャーフィットを重視する企業ほど、Wantedlyを正しく使えるかどうかが採用活動の成果を左右します。

本記事では、Wantedlyの無料・有料プランの違い、料金体系、活用すべき企業の特徴まで、導入前に必ず押さえておきたい情報を網羅的に紹介。

料金体系や仕様を正しく理解することで、なぜWantedlyが採用コストを抑えながら若手層と出会える媒体なのか、その根拠も明確になります。

記事を読み終える頃には、自社に最適なプランや効果的な活用方法が判断でき、採用活動を前向きに進められる状態になっているはずです。

Wantedlyでカルチャーに共感してくれる仲間と出会う準備を整えましょう。

Wantedlyとは?

Wantedlyは、ウォンテッドリー株式会社が提供する企業と求職者が“価値観の相性”を起点につながることを重視した採用プラットフォームです。

SNSのように情報を発信でき、募集ページに加えて「ストーリー」を公開することで、働く人の想い、組織の雰囲気、日々の取り組みなどを自然な流れで伝えられます。

求職者はこれらの投稿を読み込み、興味を持ったタイミングでカジュアル面談へ進むケースが多く、企業との接点が生まれやすい構造になっているのです。

Wantedlyの登録者数は400万人を超え、その多くを20〜30代が占め、エンジニア・デザイナーといったWeb系職種が多い点も特徴で、中途だけでなく新卒やインターンの募集にも活用しやすい媒体。

近年は価値観を重視した採用ニーズが高まっており、カルチャーフィット採用と相性の良い媒体として利用が広がっていることもWantedlyが注目される理由の一つで、企業の魅せたい“カルチャー”を発信できる場として、今後も活用が進むと考えられるでしょう。

Wantedlyの料金プラン(料金体系/掲載料金表)

Wantedlyは、月額定額制を採用しており、成果報酬が発生しない点が特徴で、募集件数や応募件数にも制限がなく、継続的に母集団を広げながら採用を進めることが可能です。

料金体系は 「無料プラン(トライアル)」と「有料プラン」 の2つに大別され、有料プランはさらに3つのグレードに分かれていて、最適なプランを選択できます。

それぞれ詳しく解説していますので、見ていきましょう。

無料プラン

無料プランは、Wantedlyの操作感や基本機能を試すためのトライアルプランで、1社につき利用できるのは1回、申込日から30日間限定で利用可能です。

募集記事は最大5本まで作成できますが、ダイレクトスカウト機能は使えず、利用可能人数は1名、応募者プロフィールの確認は先着5名までといった制限があります。

あくまで「使い勝手の確認」を目的としているため、期間終了後は募集受付も停止。本格的に採用活動を始める際は、有料プランへ移行するのが一般的です。

有料プラン

Wantedlyの有料プランは3つの種類で構成されており、いずれも募集本数や応募受付数に制限がなく、継続的に採用活動を進めたい企業に向いた内容となっています。

各プランの大きな違いは、月額料金・スカウト通数・登録可能人数の3点です。

これらの条件によって運用できる範囲が変わるため、自社の採用体制や求める人材、予想採用難易度に応じて選択することが重要になるでしょう。

ライトプランスタンダードプランプレミアムプラン
契約期間6か月/12か月/24か月6か月/12か月/24か月6か月/12か月/24か月
総額費用36万円/66万円/120万円90万円/168万円/312万円132万円/228万円/384万円
月額費用6万円/5.5万円/5万円15万円/14万円/13万円22万円/19万円/16万円
成功報酬0円0円0円
スカウト数なし150通/300通/600通300通/600通/1,200通
管理者数15名30名無制限
おすすめ企業低コストでWantedlyを始めたい企業/募集中心の採用で十分な企業募集+スカウトをバランスよく使いたい企業/Wantedlyを本格的に運用したい企業母集団拡大を本格的に行う企業/複数職種採用・大量採用を目指す企業

※料金が異なる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

それでは、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。

ライトプラン

ライトプランは、Wantedlyの基本機能をしっかり試しながら、できるだけコストを抑えて採用活動を始めたい企業向けのエントリープランです。

募集記事の作成や掲載、企業ページの運用といった基本機能は一通り利用できるため、まずは募集経由でどの程度応募が集まるのかを確認することができます。

このプランでは、スカウト機能こそ利用できないものの、募集中心で採用が成立しやすい職種であれば、月額費用を抑えながら必要最低限の採用活動を継続可能。

また、人事専任者がいない企業でも扱いやすく、初めてWantedlyを導入する段階でも負担が少ないうえ、費用も抑えられているため、効果測定がしやすい点が特徴です。

採用人数が比較的少ない企業、募集中心で応募が集まるポジションを扱う企業、そしてまずは小さく始めてWantedlyの効果を確認したい企業に特におすすめできます。

スタンダードプラン

スタンダードプランは、募集とスカウトをバランスよく活用しながら、安定した母集団形成を実現したい企業に向けた標準的なプランです。

募集記事による自然流入に加えて、一定量のスカウト送信枠が付与されるため、能動的なアプローチを組み合わせた採用戦略を立てることができます。

このプランでは、複数職種を同時に採用したい場合でも運用しやすく、若手層やIT・Web系人材の採用において特に効果を発揮するといえるでしょう。

また、管理画面の登録可能人数もライトプランより多く、事業部ごとに採用を進める環境を整えたい企業でも使いやすい仕組みになっています。

若手人材の採用を本格的に進めたい企業、複数ポジションの採用が並行する企業、そしてスカウトを軸にアプローチ量を増やしたい企業に最もフィットするプランです。

プレミアムプラン

プレミアムプランは、Wantedlyを戦略的に活用し、採用広報からスカウト運用までを最大限に強化したい企業向けの上位プランです。

送信できるダイレクトスカウトの通数が最も多く、管理画面の登録人数の制限もないため、全社横断で採用活動を行う体制を構築することができます。

このプランは、複数職種・複数部署の採用を大規模に展開する場合でも対応しやすく、能動的なアプローチと募集記事による発信力強化を同時に実現可能。

年間の採用人数が多い企業、複数職種の採用を継続的に行う企業、採用広報を積極的に進めたい企業に強くおすすめできるプランです。

スカウトの追加料金(プレミアムスカウト)

Wantedlyのスカウトは、若手層やIT・Web系の採用で効果を発揮しますが、スカウトを使えるかどうか、また追加枠を購入できるかどうかは、プランによって異なります。

ライトプランではスカウト機能が提供されていないため送信や追加購入は行えず、募集記事を中心に応募を集めたい企業向けの構成です。

一方で、スタンダードプランとプレミアムプランでは、毎月付与される通数に加えて追加枠を購入することができるため、アプローチ量を柔軟に増やせる点が特徴。

追加枠のプレミアムスカウトは、1カ月で50通・20万円の価格設定で、複数職種を同時に進める場面や短期間でアプローチ量を増やしたい企業で活用されています。

単月のみスカウト枠を増やしたい企業や短期間で攻めの採用施策を取り入れたい企業にとっては、こうした追加枠の活用が母集団形成を強化する有効な手段となるでしょう。

他社サービスとの料金比較

検討時には、複数社で料金体系・登録者属性・強みとなる領域の比較が重要です。

各社提供のサービスによって、登録者の職種・年齢・経験や料金形態は異なるため、自社の採用ターゲットや採用計画に合わせてサービスを選ぶ必要があります。

各社のサービスを比較しやすいように、比較軸を統一した表を以下にまとめましたので、自社の採用要件に合うサービス選定の参考としてご活用ください。

比較項目Wantedlyエン転職ダイレクトビズリーチdodaダイレクトリクルート
ダイレクトスカウト
LinkedIn
料金形態定額制定額型利用料+成功報酬定額制/成功報酬型成功報酬型要相談
費用感利用料:36~384万円利用料:80万円~利用料:85万円~
成功報酬:15%~
利用料:80万円〜
成功報酬:20%~
成功報酬:15%~要相談
登録者20~30代中心
Web系人材が多数登録
幅広い年齢層30〜40代中心
ハイクラス人材
20〜50代
幅広い職種
ハイキャリア層
新規登録も多い
世界中の専門人材
特徴条件でなく共感採用に強い/発信力が高い掲載数が上限なく複数名採用しやすいハイクラス/専門職に強いデータベース定額制/成果報酬型を選べる柔軟性ハイクラスに強く採用決定まで費用ゼログローバル採用に強い
おすすめ企業若手・カルチャーフィット重視の企業複数名・複数職種を採用したい企業管理職・専門職採用を強化したい企業中途採用全般で母集団形成を強化したい企業成果とコストのリスクを抑えたい企業国際採用を目指す企業

※料金が異なる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

Wantedlyの特徴

Wantedlyの特徴

Wantedlyは、企業が持つ理念や文化を自然なストーリーとして発信しながら、価値観・カルチャーに合う人材とつながりやすい点が大きな特徴です。

企業の魅力が伝わりやすい“共感型の採用”が実現できることが強みとなっており、従来の求人媒体では届けにくかった情報まで候補者に届けられます。

それでは、Wantedlyの主な特徴をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

給与・条件ではなく”共感”でマッチングする仕組み

Wantedlyは、給与や条件といった待遇面よりも企業の理念や文化(カルチャー)への共感を出発点として候補者とつながる仕組みを採用しています。

この“価値観を基軸にしたマッチング”が応募者の質を高めると同時に、入社後の認識ギャップを小さく抑える働きを持っているのです。

給与が原則非表示になっており、待遇よりも仕事内容や価値観に意識が向きやすく、「なぜ働くのか」を重視する20〜30代の若手層と非常に相性の良い構造。

また、共感を起点とする採用では、企業がどのようなメッセージを発信するかが応募率に大きく影響するため、募集ページやストーリーで日々の取り組みや考え方を丁寧に伝えることで、価値観の近い人材からの関心を高めやすくなります。

条件比較が中心になりやすい他媒体とは異なるアプローチであり、理念への共感を前提に応募が集まるため、定着しやすい人材との出会いにもつながりやすくなるのです。

こうした特性から、カルチャーフィットを重視して仲間を迎えたい企業にとってWantedlyは効果を発揮しやすいサービスといえるでしょう。

無制限で募集・ストーリー記事を掲載できる

Wantedlyでは募集記事とストーリー記事を無制限に掲載でき、この仕組みにより企業は発信量を大きく増やしながら認知拡大と応募率向上の両方を実現可能です。

募集記事を複数掲載することで、検索画面やフィードへの露出が増え、職種ごとに記事を作成すれば仕事内容を理解しやすくなり、応募につながる導線も強化されます。

また、記事数が費用に影響しないため、費用を抑えられる点は大きなメリット。さらに、ストーリー記事を活用することで、日々の取り組みやメンバーの価値観といった募集だけでは伝わりにくい背景を補足でき、企業理解を深める効果が期待できます。

募集の量と質を積み重ねつつ、ストーリーで文化を伝えることで価値観の近い人材との接点を広げられるため、継続的に採用広報を行いながら母集団形成を強化したい企業にとって大きな武器になる仕組みといえるでしょう。

若手層・Web系職種の応募が集まりやすい

Wantedlyは、20〜30代の若手層やWeb・IT系職種との親和性が高い媒体で、エンジニア・デザイナー・マーケターといったIT寄りの職種が多い点は、Wantedlyが若手・IT人材の採用に強いとされる大きな理由です。

また、ユーザーの多くは成長意欲が高く、理念や文化といった“価値観”を重視して企業を選ぶ傾向があり、カルチャーフィットを中心に情報を発信できるWantedlyとよく合致し、ストーリーを丁寧に伝える企業ほど、若手層の興味を引きやすくなります。

成長企業でWantedlyの活用が進んでいるのもこの特性が背景にあり、Web系職種ではスキルだけでなく志向性の面でもマッチしやすいため、応募につながりやすいでしょう。

こうした理由から、若手採用やIT人材の獲得を強化したい企業にとって、Wantedlyは大きな価値を発揮する媒体といえます。

カジュアル面談で初回接触のハードルを下げられる

Wantedlyでは、選考に入る前の段階で企業と求職者が気軽に話せる「カジュアル面談」を取り入れており、双方が最初の一歩を踏み出しやすくなっています。

書類選考を経ずに対話へ進め、求職者はまず話を聞いてみたいという気持ちで参加しやすく、企業側も経歴だけでは見えない価値観や働き方の希望を知ることが可能。

形式にとらわれない対話ができ、お互いが無理のない形で理解を深められ、初回の緊張も和らぐことから応募へのハードルが下がり、次のステップにも進みやすくなります。

このプロセスはミスマッチの防止にもつながり、採用活動全体の質を高めたい企業にとって非常に有効な手法です。特にベンチャー企業のように、組織の雰囲気やチームとの相性を重視する場面ではカジュアル面談の効果が大きく、柔らかな対話を入り口にすることで人を知り、企業を知る機会を増やすことができるでしょう。

この“関係の温度を上げるプロセス”こそ、Wantedlyが持つ魅力的な特徴のひとつといえます。

ストーリー発信によりオウンドメディアとしても活用可能

ストーリー機能は、企業が持つ魅力や価値観を伝えるための発信スペースであり、ビジョンや働く環境、社員の声などを背景とともに丁寧に届けられる点が特徴です。

ストーリーを継続的に活用することで、採用広報と企業ブランディングを同時に強化でき、記事を積み重ねるほどオウンドメディアのように情報資産として蓄積されていきます。

また、理念やプロジェクトの裏側を柔らかい語り口で紹介しやすく、働く人の価値観を伝える場としても非常に有効で、企業像を立体的に描くことが可能。

こうした発信は検索やSNSにも広がりやすく、企業理解の深化を通じて応募率向上に寄与する点が大きなメリットといえるでしょう。

価値観を重視する求職者にとって、ストーリーは企業への興味を高めるきっかけになり、Wantedlyが推奨する“共感採用”とも相性が良い仕組みです。

特に採用広報に力を入れたい企業ほど、継続的な発信によって効果を実感しやすく、文化や想いを伝えて共感を醸成したい企業にとって非常に活用価値の高い機能といえます。

Wantedlyが向いている企業は?

Wantedlyが向いている企業は?

Wantedlyは、20〜30代の若手層との接点づくりや、価値観・カルチャーフィットを重視した採用を行いたい企業と相性が良い媒体です。

特に、企業の理念や文化(カルチャー)を発信しながら共感を得る採用手法を採りたい企業に向いている点が大きな特徴といえるでしょう。

それでは、Wantedlyの仕組みと親和性が高い企業を解説していきます。

20~30代の若手採用を強化したい企業

20〜30代の若手層の採用を強化したい企業と特に相性が良い媒体です。

登録者の約7割がこの年代で構成されており、エンジニア・デザイナーといったIT・Web領域の職種が多い点からも、若手・Web系人材に強みがあるサービスといえるでしょう。

また、Wantedlyのユーザーは働き方や価値観を重視する傾向が強く、成長機会やチームの雰囲気に興味を持ちやすい特徴があります。

ストーリー記事や募集ページで働く姿や環境を丁寧に伝えるほど、企業に対する理解や興味が高まりやすく、応募への後押しにも寄与。

このような性質から、若手の成長意欲に応えたい企業や、次世代を担う人材を迎えたい企業にとって、Wantedlyは非常に活用しやすい採用媒体といえるでしょう。

価値観・カルチャーフィット重視の採用を行いたい企業

カルチャーフィットを重視する企業にとって、非常に活用しやすい媒体です。

理念や文化を丁寧に発信できる仕組みが整っているため、価値観の近い人材と出会いやすい点が大きな特徴といえ、特に、給与ではなく理念・ビジョンを軸に応募が集まる構造が、カルチャーフィット重視の採用と相性良く機能します。

また、日々の取り組みや働く価値観をストーリーで発信できるため、応募前の理解が深まり、ミスマッチを抑えられる点も強みです。

組織文化を大切にするスタートアップやベンチャー企業とは特に親和性が高く、文化や想いを明確に伝えるほど共感を得やすくなります。

そのため、価値観を共有できる仲間を迎えたい企業や、文化を大切にしながら組織を拡大したい企業にとって、Wantedlyは有力な採用チャネルとなるでしょう。

採用広報に積極的に取り組める企業

継続的に採用広報へ取り組みたい企業とも非常に相性が良い媒体です。

ストーリー機能を活用することで情報をオウンドメディアのように蓄積でき、企業が持つ文化や日々の取り組みを継続的に発信しやすい点が大きな特徴。

採用広報と親和性が高い理由として、ストーリー記事を資産として蓄積できることや、募集記事を無制限に作成できることが挙げられます。

さらに、プロジェクト紹介・メンバー紹介など幅広い内容を発信できるため、発信量を増やしながら認知向上と応募率改善の両方を実現できる仕組みなのです。

このように、企業の取り組みや文化を丁寧に伝えたく、広報と採用を一体で進めたい企業にとって継続的な情報発信を実現しやすい媒体といえるでしょう。

Wantedlyを利用するメリット

Wantedlyを利用するメリット

企業と求職者の距離を縮めながら自社の魅力を伝えやすくする仕組みが揃っており、共感を生みやすい採用コミュニケーションを実現できる点が大きな特徴です。

こうした特性により、企業は価値観や文化を自然な形で届けながら母集団を形成しやすくなります。それでは、Wantedlyを活用することで得られるメリットを見ていきましょう。

運用次第で採用単価を大幅に抑えられる

Wantedlyは月額固定で利用できるため、運用次第で採用単価を大きく抑えられる媒体で、成果報酬型のサービスと異なり費用が変動しないため、継続的に改善を重ねるほど費用対効果が高まる構造になっています。

日々の運用では、募集記事の更新が特に重要です。

内容をブラッシュアップすることで求職者の目に触れる機会が増え、応募につながるきっかけが自然と増加し、また、ストーリーを継続的に発信することで企業の雰囲気や価値観が伝わり、興味を持つ人材も増えやすくなります。

スカウトについても、文面の見直しやターゲット設定の調整によって返信率が高まり、採用への導線が強化され、こうした改善の積み重ねが応募単価を下げる結果につながるため、採用人数が多い企業ほど月額固定の仕組みを活かしやすい点も特徴です。

そのため、運用に時間をかけられる企業にとってWantedlyは、コストを抑えながら採用力を高められる実践的な媒体といえるでしょう。

会社の魅力をストーリーで継続発信できる

Wantedlyでは、ストーリー機能を通じて会社の魅力を継続的に発信でき、この仕組みによって求職者の理解が深まり、応募のきっかけも増えやすくなります。

ストーリーは求人情報だけでは伝わりにくい背景を紹介できる発信スペースであり、企業の姿を立体的に伝える役割を果たすでしょう。

特に、ビジョンや価値観、雰囲気、社員の声など、企業文化を示す内容を伝えたい企業に相性が良く、記事を重ねるほど情報が蓄積されてオウンドメディアのように機能します。

こうした継続発信は採用活動におけるミスマッチの防止にもつながり、価値観の近い人材を引き寄せやすい点が大きな強みです。

さらに、ストーリーはSNSとも連携しやすく、認知拡大にも効果があり、採用広報に積極的に取り組む企業ほど成果を実感しやすく、企業の文化を丁寧に伝えながら応募率を高めたい企業にとって非常に有効な発信手段といえるでしょう。

スカウト×募集記事×SNS拡散により母集団形成しやすい

Wantedlyは、スカウト・募集記事・SNS導線を組み合わせることで、多様な経路から求職者と接点をつくれる媒体で、ひとつの手法に依存しないため、応募が途切れにくく、採用活動の流れを安定させやすい点が大きな特徴です。

スカウトでは、企業側から能動的に候補者へアプローチでき、若手やIT系のユーザーとも直接接点を作れる一方で、募集記事は求職者が自分のペースで情報を探す中で自然に目に触れるため、受動的な応募導線として機能します。

さらに、ストーリーや募集記事はSNSとも連動しやすく、シェアによって新しい閲覧者に広がる動きが生まれ、特にSNS利用が多い若手層に対しては、こうした複数導線の組み合わせが効果的で、スタートアップや中小企業でも母集団を形成しやすくなります。

結果として、多様な接点から継続的に応募を生み出せるため、採用活動全体の安定にも寄与する仕組みといえるでしょう。

Wantedlyで採用成果をあげるポイント

Wantedlyで採用成果をあげるポイント

仕組みを理解したうえで運用を工夫すると成果につながりやすく、特に募集・ストーリー・スカウトをどのように活用するかが、成果を左右する重要な要素です。

ここでは、良い結果を得るためのポイントについて解説しています。

採用成果をあげるポイントを詳しく見ていきましょう。

募集記事の質を高める

応募数を伸ばすためには、募集記事の質を高めることが欠かせません。

記事の完成度はそのまま応募率に直結するため、構成や写真の選び方を意識して作成することが重要で、特に 「冒頭で何を伝えるか」「どんなビジュアルを使うか」が成果を大きく左右する要素 になります。

募集記事で押さえておくべき基本ポイントは次の通りです。

  • タイトル:役割や挑戦できる内容を端的に示す
  • 冒頭文:ミッションや募集背景を簡潔に伝える
  • 写真:働く様子やチームの雰囲気がわかるビジュアルを使用する

また、仕事内容を記載する際は業務の羅列だけで終わらせず、「目的や果たす役割」「得られる経験や成長機会」を示すことで、求職者が将来像を描きやすくなります。

文章に少しストーリー性を持たせると働く姿をより具体的に想像でき、応募への後押しにもつながりやすいでしょう。こうした工夫を積み重ねることで、募集記事は企業の魅力を伝える強力な武器となり、応募意欲を高める効果的なコンテンツへと深化します。

ストーリー記事で企業理解を深め、応募率を向上させる

Wantedlyのストーリー記事は、応募前の企業理解を深めることで応募率を引き上げる重要な役割を持っており、求職者に届く情報量が増えるほど不安が解消され、応募判断が前向きになりやすくなる点が特徴です。

ストーリーでは、文化や人、働き方を具体的に紹介でき、チームの雰囲気やプロジェクトの背景などを丁寧に伝えることで、働く姿を自然にイメージしやすくなります。

これは募集記事だけでは補いにくい情報であり、企業理解の深まりが応募意欲に直結する大きなポイントです。

企業に対する理解が十分に形成されると、応募や面談に進む際の迷いが減り、選考前に企業と求職者の認識が揃っている状態になるため、面談の質も向上します。

その結果、応募率と面談率の双方が高まりやすくなるという効果が生まれるでしょう。

スカウト運用の成果を高める

スカウトで成果を高めるには、送る相手の選定とメッセージ内容を丁寧に整えることが欠かせず、ターゲット設定と文面の質は反応率に直結するため、誰に・どのような意図で送るかを精度高く設計することが最も重要なポイントとなります。

まず、ターゲット設定はスキル・経験・志向性を具体的に絞ることで、候補者がメッセージを自分ごととして受け取りやすくなり、メッセージでは個別性を意識し、候補者の実績やポートフォリオに触れた一文を入れることで温度感が伝わり、テンプレートを繰り返し使用する場合に比べて反応が得られやすくなるでしょう。

送付するタイミングや頻度も重要で、読まれやすい曜日や時間帯を選び、数を分散して継続的に送ることで接点が生まれやすくなります。

また、募集記事やストーリーが整っている企業ほどスカウトの反応率が上がる傾向があり、候補者がメッセージ受領後に企業理解を深められるため、スカウト→企業理解→応募という自然な流れが成立しやすくなるからです。

これらの工夫を積み重ねることで、スカウト運用全体の成果が着実に高まります。

Wantedlyの利用までの流れ

Wantedlyを効果的に活用するためには、初期設定を丁寧に整えることが重要です。

企業ページや募集記事の完成度が、その後の応募数や候補者との接点づくりに大きく影響するため、最初の準備段階こそ成果を左右する要となります

そこで、Wantedly利用までの基本ステップを見ていきましょう。

Wantedlyの導入ステップ

  1. お問い合わせ
  2. 相談/お打ち合わせ
  3. アカウント登録
  4. 企業ページの作成
  5. 募集記事の作成
  6. 審査と公開
  7. 応募対応と日程調整

この一連の流れを丁寧に整えることで、企業の魅力が伝わりやすいページが仕上がり、Wantedlyの仕組みを最大限に活かした採用活動をスタートできるようになります。

Wantedlyに関するよくある質問

Wantedlyを利用する際には、プランの選び方や向いている職種、ユーザー層など、事前に理解しておきたいポイントがいくつか存在。導入時によくある質問について回答をしていきます。

利用ユーザー数はどのくらいですか?

Wantedlyの登録ユーザー数は、およそ400万人です。

その多くが20〜30代の若手層で構成されています。IT・Web系の職種経験者も多く、若手人材や成長意欲の高い人材にアプローチしやすい点が特徴。

この大規模な母集団により、企業は幅広い候補者と接点を持つことができ、採用活動の初動をつくりやすくなっており、また、利用企業の増加に伴い日々の閲覧数や応募数も活発で、継続的に候補者と出会える環境が整っています。

どのプランを選ぶべきかの判断基準は?

Wantedlyのプラン選定は、採用したい人数や職種、さらにスカウトをどの程度活用するかといった要素から逆算して判断することが重要です。

少人数の採用やスカウトを使わない運用であればライトプランが適しており、スカウトを積極的に活用したい場合はスタンダードプランを選ぶことで運用の幅が広がります。

また、複数職種を同時に進める場合や採用人数が多い企業には、登録人数が無制限でスカウト通数が最も多いプレミアムプランが向いているでしょう。

日々の運用にどれだけ時間を割けるかもプラン選定の大切な観点となるため、自社の採用体制・採用量・活用スタイルに合わせて最適なプランを選ぶことが成果につながります。

どのような職種の採用に向いていますか?

Wantedlyで採用効果が高いのは、20〜30代の若手人材やIT・Web系の職種です。

エンジニア、デザイナーに加え、営業など人物像や価値観が重視される職種とも相性が良く、企業文化や働き方への共感を軸に応募が集まる点が特徴で、そのため、カルチャーフィットを採用基準に含めたい企業にとっても適した媒体といえるでしょう。

一方で、高年齢層の採用や専門資格が必須となる職種では、Wantedlyよりも特化型媒体のほうが母集団を確保しやすい場合があります。

Wantedlyの活用で採用を成功させましょう

Wantedlyは、若手層やIT・Web系職種との相性が良く、理念や文化への共感を起点に人材とつながれる独自の採用プラットフォームです。

募集記事・ストーリー・スカウトといった機能を組み合わせ、企業の魅力を多角的に伝えながら母集団を形成でき、カルチャーフィットした人材と出会いやすくなります。

また、月額固定で運用できるため、記事やスカウトの改善を重ねるほど費用対効果が高まり、採用広報と採用活動を一体で進めたい企業にとって強力な武器になるでしょう。

初期設定や日々の運用を丁寧に整えることでWantedlyの特性を最大限に活かせるため、自社の採用スタイルに合うプランを選びながら運用していくことが成功への近道。

若手採用を強化したい企業、カルチャーフィットを重視した採用へ移行したい企業、採用広報の発信力を高めたい企業にとって、Wantedlyは大きな効果を期待できる媒体です。まずは企業ページと募集記事を整えるところから始め、自社ならではの魅力を発信する採用活動へ踏み出しましょう。

プロフィール画像

執筆者

金田大和

株式会社b&q 執行役員

横浜国立大学卒。プロップテック企業にて、リテンションマーケティング事業や人事コンサルティング事業の立ち上げ、事業責任者として推進。その後、代表高稲とb&qを共同創業し、現在は執行役員として、多くの企業にHRを通じて本質的な価値を届けるべく、コンサルティング事業を含む複数のHR事業を管掌。これまでのキャリアを通じて合計500社以上の人事と対話し採用/組織改善を図る。

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